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皆さんこんにちは!
株式会社TST、更新担当の中西です。
リフォーム工事は、「建物を壊して造り直す」新築工事とは異なり、今ある空間を生かしながら新たな価値を加える仕事です。
近年は住環境の改善や高齢化対応、脱炭素社会の実現を背景に、リフォームの需要が急増していますが、その一方で施工現場が抱える課題や社会的責任も多岐にわたります。
今回は、リフォーム工事における“環境”というキーワードを、「作業環境」「法制度」「エネルギー効率」「社会環境」などの側面から詳しくご紹介します。
リフォーム工事の多くは、「居住中の住宅」で行われます。
これにより、施工現場は新築工事とは異なる配慮力と対応力が求められる環境となります。
居住者との動線の共有(キッチン・トイレ使用時の声掛け)
工事音・臭い・粉じんへの配慮
ペット・高齢者・子どもへの安全管理
工期や日程の調整柔軟性
また、近隣住民への挨拶・騒音管理・ゴミの飛散対策など、住宅密集地ならではの現場マナーも問われます。リフォーム業者は「工事が始まる前から始まっている」と言っても過言ではありません。
リフォーム工事では、解体・取り替えを伴うケースも多く、廃棄物の分別・処理が欠かせません。
木くず、プラ、石膏ボード、断熱材、クロスなど多種多様な廃棄物
家電や古い水回り機器などの大型粗大ごみ
アスベスト含有建材の処分義務化(法令順守必須)
また、建材の価格高騰や供給遅延が続く中で、持続可能な資材選びや再利用建材の活用も重要なテーマになっています。
近年のリフォームは、単なる美観の更新ではなく、「性能向上リフォーム」が求められています。
断熱リフォーム(内窓設置・床・天井の断熱材追加)
節水トイレ、エコキュートの導入などの設備改修
太陽光パネル設置や蓄電池の設置を伴うエネルギーリフォーム
これらは、国の補助金制度(こどもエコすまい支援事業など)とも連動しており、環境配慮型リフォームは今後の主流になると考えられます。
リフォームはトラブルも多く、**「施工内容の不明確さ」や「契約時の認識ズレ」**によるクレームが起こりやすい分野でもあります。
2022年に改正された宅建業法や建築士法により、リフォーム内容の説明義務強化
瑕疵保険への加入やリフォーム事業者団体への登録が推進
悪質リフォーム業者の排除に向けた取り組みが強化
施工業者に求められるのは、正確な説明責任と透明性ある見積り・現場管理です。
安心して選ばれるリフォーム会社は、「環境」としての信頼を築いています。
リフォーム工事は、家族や地域の暮らしに直結する“生活密着型工事”です。
だからこそ、工事そのものだけでなく、取り巻くすべての環境が整っているかどうかが、工事成功のカギになります。
次回は、こうした環境をふまえたうえで、リフォーム業界がこれからどこへ向かっていくのか。
**「未来のリフォーム像」**について、先進事例や社会動向を交えて展望していきます。
次回もお楽しみに!
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